データ監査に関するセミナーを受講した際に、汎用監査ツールの日本語版が出たことを知りました。
当社は、創業間もない若い組織であり、紙を残すというよりも、可能な限り電子化を前提に業務を構築しています。そのため、監査の実施にあたり、大半の資料をデータで入手することが可能でした。しかし、監査ツールを利用していなかったため、監査工数のかねあいから、サンプリング監査しか行うことができず、全数監査を実施することができませんでした。
導入して間もないため、具体的な成果には至っていないが、労務監査や IT 全般統制監査において、全数監査を前提として監査プログラムを策定することができているため、部門別や管理職別の傾向分析を含め、より経営陣にとって有益な監査を実施することができるようになると期待しています。また、一度スクリプトを組んでしまえば翌年以降は基本的には同じスクリプトを利用することができるため、来年度以降の監査準備工数の削減を期待しています。
前述のとおり、当社は紙・手書きの記録がほとんどないため、データの取得という点では問題はなく、この点では、とても恵まれていると思います。しかし、創業間もない若い組織ということもあり、監査人のスキルがまだまだ不足しており、有効な監査プログラムを作るために有益な、データベース設計と SQL の基礎を理解した監査人を育成することが大きな課題の1つです。そのため、実際に ACL を利用しながら、必要に応じて、OJT・OffJT 研修を併用することで、可能な限り、全監査プログラムを全数監査に移行していきたいと考えています。